結婚したら必ず一緒に住まなきゃいけないの?
結婚したい理由、したくない理由をいろいろ考えていたら、
結婚して 一緒に住むことでのストレスが多いな! と気付いた。
他人と暮らすって、ストレス多い。。。
そう考えていたら、友人が
「あ~ 通い婚っていいよね ~ 気が楽で~」
という。
通い婚??
通い婚って何?
- 婚姻形態の一。夫婦が同居せず、夫または妻が時々相手の住まいを訪ねて何日か暮らす形式。週末に会うことが多いため「週末婚」ということもある。別居婚。
- [補説]平安時代には男が女のもとに通うのが普通であった。
出典;https://dictionary.goo.ne.jp/ goo辞書
実は、大昔、平安時代の貴族は、「男が女の元に通う」という結婚の形が存在していたのだ。高校時代に古文の授業で平安時代の文献を習っていた時に、
「口約束はしていたけど、夫がその夜来るかどうかわからない。
来るときは文が届いたりする。最近は他の女の所に通ってばかりで私の所にはあまり来ない。」
みたいに悩んでいる女の歌が教科書に載っていて
「ひたすら 待ってるだけ???? マジ受け身! つまらん結婚!!」
と当時18歳の私は やたら憤っていたなあ(笑)
男から選ばれるのを待っているだけ。
うらみつらみを洒落た短歌にして渡すぐらいしかできない。
なんて 不自由・・・と。
でも今から思えば、ずっと一緒に四六時中暮らすより、絶対緊張感があって、お互いに会う時だけいい顔すればいいわけで、ひょっとして ずっと 新婚ラブラブな状態が長く続く可能性もあるよね。
夫のダラシナイ格好にげんなりすることも減るだろうし、向こうだって すっぴんボサボサ髪で、あぐらかいている見苦しい女房なんざ見たかないだろうし・・・
その点、通い婚って、来るときだけ心ときめくイベントのような感じ。
ワクワク。
ドキドキ。
帰っちゃうのは寂しいけど、また会えるよねって。
通い婚はそんな甘いもんじゃない!
そんなお気楽な想像をしてみて、母に話したら、怒られた。
「一緒に住んで、みっともない姿もさらして、それを許し合うのが夫婦というものなのよ、おままごとじゃないの!結婚は!」
って。
「そんな平安時代の貴族なんて、奥さんをたくさん持つのが許された時代だったんでしょう。都合のいい形態なのよ。通い婚なんて。他のいろんなところに妻を沢山持っていて、その日の気分で行くところをコロコロ変えていたのよ、あーやだ。」
と機嫌の悪い母。
最近芸能界のゴシップ騒ぎのニュースを見て、
「男ってやつは本当に・・・」と 怒っていたからなあ。
確かに一緒に住んでいれば配偶者の不審な動きはすぐわかる。でも別々に住んでいるとわかりにくいよね。やりたい放題だ。それって男にとっては好都合なのかもあ。
「長くお互いに、『病める時も富める時も』ずっと連れ添うことが夫婦よ!」
と母は力説演説していた・・・・
通い婚は 別名 別居婚?
芸能人の噂とか、結婚について書かれた雑誌の特集記事とか見ていると、結構「別居しているけど籍は入れている夫婦」という形があるのを知った。
お互いに物凄く忙しくて、平日はすれ違いが多くて、仕事に没頭しているとか、訳合って同じ場所に住めない、離れ離れで済まなくてはいけないとかいろんな理由で住まいを別にはしているけれど、ちゃんと仲も良くて、週末や行事や長期の休みには二人で過ごしているというライフスタイル。
平日にとことん、意識を自分と自分のやりたい仕事に集中したい人には好都合だと思う。何時に帰るとか、イライラしているのを家に持ち込んじゃだめだなって気にしたりしないで、トコトン仕事出来る環境っていいんじゃないかなあ。
私の高校の同級生で、弁護士!!になった滅茶苦茶優秀な女の子がいるんだけど、本当に仕事が忙しくてやりがいがあって、でもストレスがすごくて、
「家に帰ってから、誰かに気を遣う・・とか絶対できないよ」と笑って言っていた。
でも逆にすごく大変な仕事でも家に帰ると、家族が心の支えになるっていう考え方もあるんじゃないかな?
私だって仕事でツライことあった時とか、実家に帰って、母や父がおせっかい焼いてくれるの、何だか癒されるし、嬉しいもん。
身内って家族って、何があっても、絶対私の味方でいてくれるんだなって。そう思って嬉しい。
結婚だって 家族になることだからそれと同じものだと思うんだ。だから辛い時こそ一緒に住んでいるメリットって大きいと思う。
バラバラに住んでいたら難しいと思う。
一緒に住む、同じ部屋で眠るという事の大切さ
通い婚ってお互いの健康状態もわからないっていうコワさがあると思う。一緒に住んで一緒に眠っていれば、
「咳込んでるなあ、風邪かな?」とか
「睡眠時間少ないんじゃないかな?大丈夫かな?」とか
気遣ってあげれるけど、通い婚とか別居婚だとそれは不可能。お互いの身体の具合とか精神状態も把握しにくい。それを承知で別居婚するのかもしれないけれど、寂しいなと思う。
やっぱり同じ一つ屋根の下で住むことって、すごくいろんな意味があるんだな。イライラするとか、エアコンの温度設定の闘い?とか、気を遣うから嫌とか、そんな事以上に大きなものが得られるような気がする。
要するに相手のみっともない所も受け入れて、自分のダサイところも許してもらって、それでも一緒に住むっていうことが大事だな。
それが結婚するっていうことなのかもな。綺麗事じゃないんだな。そう考えた。
通い婚、別居婚はお金がかかる?
冷静にふと考えると、通い婚とか別居婚って、家賃というか住居費用は二倍かかるよね。家を二つ所有していたとしても、光熱費とか2倍かかる、家具家財も2倍、滅茶苦茶不経済じゃないか・・・と気付いた。
一緒に住んだ方がはるかに経済的に安く済む。
お互い遠方に住まいがあればその移動費も馬鹿にならないし。
不経済!!
最近の若いカップルで、早く一緒に住んだ方が経済的に楽になるから、と早く一緒に住むしっかり者のカップルもいるんだって。人生設計しっかりしているなあ。。。
年収がさほど高くなくとも、確かに二人で住んで家賃をシェアしたりした方が食費も含め一人暮らしよりはるかに節約できそう。二人でいればお金かけずに楽しめること増えそうだし。友人も2倍になるし。助け合える。
うーーーん。合理的(笑)
別居婚って
一緒に住むことのデメリット > 一緒に住むメリット
という判断をした人だけが踏み切るものなのかもな。いろんな事情があるだろうし。
いずれにしろ、かなり裕福な人たちにしかできないことかもしれないな。
もし私が通い婚するとしたら
今の時代、電話やメールやLINEなど、またTV電話など顔見て話せるツールって山ほどある。いつも繋がっているよ!という感じを得られて寂しいと思うことは減らせる気がする。
毎日コマめに連絡とりあって気遣えば、別々に暮らしているけどちゃんと夫婦って言うのは成り立つのかも。
一緒の住んでいなくても、法律的には籍を入れていれば、税金面でも優遇されると聞くし、ちゃんと世間や国からも認めて貰える夫婦だ。
私も、もし結婚相手が、自分のことは自分でちゃんと出来るし、掃除洗濯料理かとを嫁さんに特に期待しない、という人で、仕事優先の考え方から違う住まいを希望する男性だったら考えてみてもいいなと思う。
「そんなの、浮気し放題を認めてるようなもんじゃん!やめなよ~」
と友人に言われたが、
一緒に住んでいても住んでいなくとも、男って、浮気するときはする、気持ちが離れる時は一緒なのでは?と思う。
逆に離れて暮らしていると、新鮮さが保てて妻に飽きて他の女に…っていうことなくなるような気もするし。
私は一緒の住んでもいいけど、相手が週末婚や別居婚を希望するタイプの人なら、検討してもいいと思っている。
お互いに何事も歩み寄らないと・・・って。何事もやってみないと・・と思うし。
ダメならまた考えればいいんじゃないかな?
一度で完ぺきに上手くいく結婚なんてないし、失敗しながら少しずつベストな形を作っていくのも夫婦の絆だと思う。両親を見ていてもそう思う。
選択肢の一つとして「通い婚」「別居婚」というものがある、
という認識を得たのは良かった。心が何だか軽くなった(笑)
人の数だけ結婚の形があってもいい、そう柔軟に考えていこう!